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asterisk sip.confの設定
2016/04/28

asteriskのsip.confの設定項目の説明です。

[general]セクション

sip.conf内全てで適用されます。

context

デフォルトのコンテキストを指定します。 extensions.confで定義するコンテキストと関連付きます。

port

SIPの通信に使用するポート番号です。 デフォルトは5060です。

bindport

SIPの通信に使用するポート番号です。

bindaddr

SIPコネクションを受け入れるIPアドレスを指定します。 デフォルトは0.0.0.0(全てのIPアドレスを受け入れる。)です。

srvlookup

DNSのSRVレコード検索の有無を指定します。 デフォルトはno(無効)です。 yesが推奨の模様です。

disallow

許容しないコーデックを指定します。 allを指定すると全てのコーデックの使用を禁止します。 通常、allowと同時に指定します。

allow

許容するコーデックを指定します。 デフォルトはallです。

language

言語フラグをセットします。 デフォルトは英語です。

maxexpirey

外部からのREGISTER要求に対し、許可する最大の間隔秒数を指定します。

defaultexpirey

デフォルトのREGISTER要求間隔秒数を指定します。

localnet

ローカルと解釈されるネットワークをアドレス/マスクの形で指定します。

register

AsteriskがSIPサーバ、ITSPなどに対してREGISTERする指定をします。 一般的にユーザ名:パスワード@の形で記載します。 /の後ろは着信extenを指定します。

ユーザ名:パスワード:認証ユーザ名@の形式で記述する場合もある模様です。
register => 1:1234:0006@hikari/201

電話番号@サービスドメイン:ユーザーパスワード:ユーザーID@ISP用コンテキスト/電話番号
register => 050xxxxxxxx@asahi.or.jp:UserPass:UserID@asahi/050xxxxxxxx

register => アカウント:パスワード@smart.0038.net
register => <Account>:<Password>@smart.0038.net
アカウントはFUSIONの電話番号から先頭の050を除いたものです。

externip

詳細不明です。

nat

routeとneverの指定がある模様ですが詳細不明です。

qualify

SIPがオンラインであるかどうかを確認するために定期的にコマンドを送信する設定です。 デフォルトは60秒間隔にSIP OPTION(102)パケットを投げます。 qualifyに指定した時間内に応答がなければ到達不能とみなす模様です。

no
yes

qualifyをnoにすると、sip show peersで状態を確認したときにStatusがUnmonitoredになります。

> sip show peers
Name/username  Host           Dyn Forcerport ACL Port  Status
01             (Unspecified)   D   N             0     Unmonitored
02             (Unspecified)   D   N             0     Unmonitored
03             192.168.0.15    D   N             5060  Unmonitored
04             192.168.0.16    D   N             5060  Unmonitored

[201]などのSIPアカウントの定義セクション

SIPアカウントの定義です。 [201]であれば「201」というSIPアカウントの定義なります。

type

user着信専用
peer発信専用
friend発信・着信の双方が可能(userかつpeerのこと)

通常はfriendを指定します。

username

Asteriskがその相手に対して認証を要求する際のユーザー名を指定します。 1.6ではusernameは廃止されdefaultuserと記述する模様です。

defaultuser

認証で使用するユーザー名を指定します。

secret

認証で使用するパスワードを指定します。

canreinvite

Asteriskが音声パケット(RTPパケット)を中継するかどうかを指定します。

yes中継しない。エンドポイント間で音声ストリームを送受信します。
no中継する。

host

内線番号に対するIPアドレス(or ホスト名)を指定します。

dynamic任意

DHCP割り当てなどでIPアドレスが固定されていない場合があるため、通常はdynamicを指定します。

insecure

peerとの接続に関する設定の模様です。

portどのポートからでもアクセスを許可する。
invite着信時の認証が不要になる。

dtmfmode

ピポパの設定です。

inband
rfc2833デファクトスタンダードである模様。
info
auto

callgroup

発信グループを指定

pickupgroup

ピックアップグループを指定します。 コールピックアップを利用する場合、callgroupとpickupgroupを揃えないと使えない模様です。

mailbox

このユーザが利用するメールボックス番号を指定します。

設定例

sip.conf

[fusion]
type=friend
username=xxxx
fromuser=xxxx
secret=xxxx
host=smart.0038.net
fromdomain=smart.0038.net
context=fusion-in
insecure=port,invite
canreinvite=no
dtmfmode=rfc2833

extensions.conf

*着信
[fusion-in]
exten => xxxx,1,Dial(SIP/01&SIP/02,30)
exten => xxxx,2,Congestion

;発信
exten => _0.,1,Dial(SIP/${EXTEN}@fusion)
;@以下はsip.confで定義したセクション名。

exten => _999.,1,Set(CALLERID(num)=電話番号)
exten => _999.,1,Set(CALLERID(name)=電話番号)
exten => _999.,n,Dial(SIP/${EXTEN:2}@fusion)
;電話番号は050を含めた番号を記載する。

exten => 01,1,Dial(SIP/01,60)
exten => 01,2,Congestion
exten => 01,102,Busy           ;話し中の設定?

Gatewayを利用する場合 sip.conf

[sn4634gw1]
type=friend
context=pstn-in
;host=dynamic
host=192.168.0.10
user=sn4634gw1
secret=xxxx
nat=no
insecure=port,invite
disallow=all
allow=ulaw
directmedia=no
canreinvite=no

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