メタル

光ファイバに対し、従来の銅線を用いた回線。メタル回線。

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メタル回線

メタル回線とは、0.35〜0.9mm程度の銅線を使った通信ケーブルのことである。 主として電話回線のことを指す。 メタルケーブルやメタリックケーブルともいわれる。 光ファイバー網を利用する光回線ではないことを強調する際によく使われる。 メタル回線を利用した高速通信の技術をDSLと呼び、ADSLなどが代表的なサービスである。 DSLのサービスを総称してxDSLと呼ぶ。 メタル回線は電話局からユーザーのもとへ引かれており、音声データをアナログ信号で伝えるため、電話局からの距離が長くなれば長くなるほどデータ転送の減衰が大きくなり、速度も落ちてしまう。 ただし、電話回線をそのまま利用でき、音声通信の周波数帯域とは異なる周波数でデータ通信することにより、音声通話と同時にデータ通信が可能であることから、安価で導入できるという強みもある。

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メタルケーブル [metal cable]

心線に金属材料を用いたケーブル。 電力供給や通信回線など広い用途に用いられている。 銅などの金属でできた芯線をシースと呼ばれる被覆で覆った構造になっており、芯線を電気が流れる。

メタルケーブルは内部構造によって、同軸ケーブルと平衡対ケーブルに分類される。 心線の材料には主に銅線が使われるが、他にも銅覆鋼線、アルミ線、すずめっき銅線などが用いられる。 メタルケーブルの特性として、周波数が高くなるほど、伝送距離が長くなるほど信号が減衰するということが挙げられる。 また、ノイズにも弱く、自らが流す電流による電磁波や外部からの電磁波の影響を受けやすい。

これらの特性から、芯線にガラスや透明なプラスチックを用いた光ケーブルと比べると、通信速度において見劣りがするが電気を流せるという点でメリットもある。 最近では電力の送電網を利用した電力線インターネット(PLC)も技術革新が進み、数Mbps〜数百Mbpsの高速通信を行えるとして注目を集めている。

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アナログ回線 [analog communication line]

アナログ信号で音声やデータを送受信する回線。 ふつう電話回線、それもいわゆる「ごく普通の昔からある電話回線」を指す。

すべてのやり取りをデジタルデータ化して送受信するデジタル回線の一種であるISDN回線と対比する文脈で用いられる語。

日本ではISDN回線に食われる形でアナログ回線の加入者数は減少していたが、ISDNよりも高速なADSLはアナログ回線でしか使用できないため、ADSL実用化後はアナログ回線の加入者数は増加に転じている。

出典:e-Words

アナログ回線

アナログ回線(アナログかいせん)は、アナログ信号を伝送する電気通信回線の事である。 アナログテレビ放送、FM・AMラジオなどの中継回線のような広帯域のものと、3.4kHzまでの音声伝送用の狭帯域のものとがある。 有線・無線通信を組み合わせて提供されている。

中継回線では、周波数分割多重化(FDM)・パルス変調による時分割多重化(TDM)・アナログ-デジタル変換など、多重化を行い通信線路や電波帯域などの伝送路を有効活用している。

交換機を使用して接続を変更できる狭帯域の公衆交換電話網と、交換機を接続せず契約された周波数帯域の伝送を保障した専用線(特定通信回線)とがある。

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電話回線

2線式アナログ回線

2線式アナログ回線インターフェースは、一般のアナログ電話機を接続するためのものである。 加入電話回線の他、ターミナルアダプタやVoIPアダプタのアナログ電話インターフェースで用いられている。

通話機能は、標準規格間の差はほとんどない。 しかし、ダイヤルトーン・リングバックトーン・発信者番号通知(ナンバーディスプレイ)・接続コネクタ(同じコネクタを使用していても結線が違う場合もある)等は、国際標準が無いため地域や電気通信事業者で異なる。 日本の場合、RJ-11の電話用6極モジュラージャックが接続に用いられる。

電話番号の伝達方式として、DP (Dial Pulse) を用いるパルス式とDTMFを用いるプッシュ式とがある。 回線種別に応じた、機器の設定が必要である。 ターミナルアダプタ・VoIPアダプタの場合、プッシュ式のみ対応のものと双方を自動認識するものとがある。

交換機などからの給電電力に余裕があれば、一つの回線に複数の端末の接続が可能である。 しかし、同じ回線インターフェースに接続された電話機同士の呼び出しや秘話の機能は無い。 また、電話番号による端末の個別呼び出しのためにはダイヤルインの契約と対応機器の設置が必要である。

電話切替器を使用して複数の電話機を切り替えて使用することが可能なこともある。 手動式のものと、秘話式と呼ばれる自動式のものとがある。

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Registered jack

Registered jack (RJ) は通信用コネクタの規格の一つ。 米連邦通信委員会 (FCC: US Federal Communications Commission) に登録されたものを言い、RJ-11・RJ-14・RJ-25・RJ-48・RJ-61・RJ-45などがある。

左から順に RJ-45プラグ、6ピンプラグ、4ピンプラグ(6ピンと同型)、受話器の4ピンプラグ、6ピンジャック

RJ-11

いわゆる2線式の電話線によく用いられる、6ピンコネクタ。 4線式の電話線に用いられるものは規格が異なり、RJ-12・RJ-14がある(コネクタは物理的には同一だが、3規格間の信号上の互換性は保証されない)。 モジュラジャックとも呼ばれる。 なお、一般に市販されているモジュラジャック付きのモジュラケーブルは4線式のものが殆どだが、2線式のRJ-11の上位互換のものであるためそのまま利用できる。 POSレジのキャッシュドロワー、カスタマーディスプレイの伝送路として用いられる事もある。

RJ-45

8線式のツイストペアケーブル(イーサネット用)によく用いられる。

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ドライカッパー

NTTが敷設済みの加入者回線で、未使用の銅線のことを、回線を水道管になぞらえ「ドライカッパー(dry copper=乾いた銅)」と呼ぶ。

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ISDN [Integrated Services Digital Network、サービス総合ディジタル網]

交換機・中継回線・加入者線まで全てデジタル化された、パケット通信・回線交換データ通信にも利用できるデジタル回線網である。 ISDNはモデムで接続する既存の公衆交換電話網 (PSTN) をデジタル化することで、高速で高品質な回線サービスを提供する。 ITU-T(電気通信標準化部門)によって世界共通のIシリーズ規格として定められている。

音声は、0.3 - 3.4kHzを64kbpsの回線交換でISDN網内を伝送しているため、VoIPよりも音声品質が安定している。 また北米・日本はμ則、その他の国々ではA則がPCM非直線符号化に使用されているため北米・日本側の関門電話交換機で変換している。

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